個人開発で経費にしやすいもの一覧【2026年版】— サーバー代・API代・LLM課金は経費になる?
公開日: 2026年4月13日
「このAWS代は経費になるの?」「ChatGPT Plusの月額は?」——個人開発をしていると、様々な支出が経費になるかどうか迷います。このページでは、副業開発者がよく使うサービス・支出を経費になりやすいものから順に整理します。
経費の基本原則
経費として認められるのは 「事業(副業)に直接関係する支出」 です。判断の基本は「その支出がなければ事業ができなかったか」という問いです。
プライベートと事業を兼用している場合は「按分(あんぶん)」が必要です。例えば自宅のインターネット回線は業務でも私用でも使うため、利用割合(例: 事業50%・私用50%)に応じて経費に算入する金額を決めます。
カテゴリ別 経費一覧
ほぼ確実に経費になるもの
事業目的が明確で、プライベートとの兼用がほぼない支出です。
| 支出項目 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|
| AWS / Vercel / Cloudflare | 通信費 または サーバー利用料 | 事業用サービスのホスティング代 |
| ドメイン取得・更新費 | 通信費 または 支払手数料 | 事業用ドメインに限る |
| OpenAI API / Anthropic API | 支払手数料 または 外注費 | アプリ機能のためのAPI利用料 |
| 楽天アフィリエイト・A8等の登録費 | 支払手数料 | 無料のものが多い |
| Apple Developer Program年会費 | 支払手数料 | ¥12,980/年(税込) |
| Google Play Developer登録費 | 支払手数料 | $25(一回のみ) |
| GitHub有料プラン(Pro/Team) | 支払手数料 | プライベートリポジトリ利用等 |
| Stripe利用手数料 | 支払手数料 | 売上の3.6%等 |
ポイント: これらはいずれも「その支出がなければアプリが動かない・公開できない」と説明できる支出です。領収書(メール・PDF)を保管しておけば問題なく経費計上できます。
経費にしやすいもの(事業目的が説明できれば可)
| 支出項目 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|
| 技術書(プログラミング・設計等) | 新聞図書費 | 開発中のアプリに関連する書籍 |
| Udemy / Coursera 等の学習費 | 新聞図書費 または 研修費 | 業務に直結するコースに限る |
| ChatGPT Plus($20/月) | 支払手数料 または 研修費 | 開発・執筆等の業務利用が前提 |
| Claude Pro($20/月) | 支払手数料 または 研修費 | 同上 |
| Figma有料プラン | 支払手数料 | アプリデザインに使う場合 |
| Notion有料プラン | 支払手数料 | 事業の情報管理に使う場合 |
| TestFlight / TestFlightの外部テスター費用 | 外注費 | テストの委託費用等 |
LLM課金(ChatGPT Plus・Claude Pro等)について: 「コーディング補助・ドキュメント作成・アプリのUIコピー生成等に使用している」と説明できれば事業関連費用として認められます。純粋に個人的な使用分(調べ物など)と混在している場合は按分が望ましいです。
按分が必要なもの
プライベートと事業で兼用している場合、利用割合を決めて経費算入します。
| 支出項目 | 勘定科目 | 按分の考え方 |
|---|---|---|
| Mac / PC 購入費 | 工具器具備品(10万円超は減価償却) | 業務利用時間 ÷ 総利用時間 |
| インターネット回線(自宅) | 通信費 | 業務利用時間 ÷ 総利用時間(例: 40〜60%) |
| スマートフォン代 | 通信費 | 業務利用割合(例: 30〜50%) |
| 電気代 | 水道光熱費 | 業務使用面積 ÷ 自宅面積(在宅勤務の場合) |
| 自宅家賃(賃貸の場合) | 地代家賃 | 業務使用面積 ÷ 自宅面積 |
Macの減価償却について: MacBook等のパソコンは取得価額が10万円を超える場合、一括で経費にできず減価償却が必要です。耐用年数は4年(定額法)のため、20万円のMacなら年間5万円ずつ4年間で費用化します。ただし、青色申告をしている場合、30万円未満の資産は「少額減価償却資産の特例」で一括計上が可能です。
経費にしにくいもの
| 支出項目 | 理由 |
|---|---|
| 食費(自炊・外食) | プライベートとの区別が難しい(接待交際費は別) |
| 一般的な被服費(私服等) | 業務専用と認められない |
| 健康維持のためのジム代 | 業務との関連が希薄 |
| 趣味の電子機器(ゲーム機等) | 業務利用の説明が困難 |
freeeでの経費登録方法
freeeを使っている場合、経費の登録は以下の流れで行います。
- クレジットカード連携: クラウドサービスの支払いはクレジットカードにまとめ、freeeとカードを連携する
- 自動取込後に科目を設定: カード明細が自動で取り込まれたら、勘定科目(通信費・支払手数料等)を選択
- 科目を学習させる: 同じ支払先は次回から同じ科目が候補に上がるようになる
- レシートの保管: freeeのレシートスキャン機能でスマホ撮影 → PDFとして保存できる
月次のルーティン: 月末に一度、未分類の取引がないか確認するだけで帳簿が最新状態に保てます。確定申告直前に1年分をまとめて処理するより、月次でメンテナンスする方が圧倒的に楽です。
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まとめ:判断に迷ったときのチェックリスト
経費かどうか迷ったときは、以下の問いで判断します。
- その支出がなければ事業(アプリ開発・副業)ができなかった? → 経費になる可能性が高い
- プライベートと兼用している? → 按分して一部を経費に算入
- 個人的な用途がメインで、業務は副次的? → 経費にするのは難しい
確定申告の際に税務署から問い合わせがあった場合でも、「このサービスはアプリXに使用している」と説明できる状態にしておくことが重要です。支出の目的を記録しておく習慣がトラブルを防ぎます。
freee会計を無料で試す PR免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としています。経費の認否は個別の事情によって異なるため、具体的な税務処理については税理士にご相談ください。税法は変更される場合があるため、最新情報は国税庁のウェブサイトをご確認ください。